気ままに宙をみる

宇宙, 統計, 時々私事

weighted meanの取り扱い(エラーバー付きのデータの扱い方)

weighted meanについて i番目のデータが\(y_i\)という値を取り、エラー\(\sigma\)を持つとする。 このとき、\(\omega_i \equiv 1/\sigma_i^2\)とすると、 \(\overline{y}\) = \frac{\sum omega_i y_i}{\sum omega_i} error = \sqrt{\frac{\sum omega_i (y_i …

シミュレーションでの星形成の扱い

基本 ある銀河の中で生まれる星の量をシミュレーションするには,星の元になる\(H_2\)分子の量( \(f_{H_2}\))と,そのgasが星に変換される割合を計算する必要がある. \(H_2\)はdustを触媒として生成され,UVの輻射場によって破壊されるが,self-shieldingの…

Sextractorをインストールする

ずっとmatplotlibについて書いてきたのでたまには天文らしい記事にします笑。 天体検出ソフトのSextractorのインストールの仕方についてです。 Sextractorはfits画像から天体を検出して測光、簡単なサイズ測定なんかをやってくれる便利なソフトです。HSTの画…

matplotlibでヒストグラムの作成

matplotlibでヒストグラムを作ってみたのでメモ。 matplotlibを使えばヒストグラムが非常に簡単に作れます。gnuplotよりもおすすめです。plt.histに配列を与えればそれだけでヒストグラムにしてくれます。まず乱数で平均1、分散1のガウシアンの分布を発生…

matplotlibで領域の図示

matplotlibで領域に色を付けてみたのでメモ。 fill_between関数fill関数を使うと大体できます。 sin(x)とcos(x)の間の領域に色を付ける。 まずはsin(x)とcos(x)の間に色を付けてみます。 fill_betweenは3つの変数を取ります。 x: x軸の範囲指定 y1,y2: この2…

はてなブログでフォントの変更

前々からフォントが読みにくい(特に数字)と思っていたので、はてなブログでフォントの変更をしてみました。 トミー (id:tosssaurus)さんの記事を参考にさせていただきました。 http://itkeijyoshilog.hatenablog.com/entry/2015/02/16/201000 トミーさんあ…

初めてのmatplotlib(対数グラフ)

今回は対数のグラフをmatplotlibで描いてみます。 グラフを対数にするにはplt.xscale("log"),plt.yscale("log")というコマンドを使用します。例としてx軸が対数で直線のグラフを描いてみましょう。 \[ y = log(x)\]をプロットしてみましょう。 ちなみにnumpy…

numpyでconvolveしてみる

numpyを使って数値計算で畳み込みをしてみたのでメモしておきます。numpyで畳み込みするにはnumpy.convolveという関数を使用します。 \[f(x) = x^2(0\le x \le 2)\]と幅2の長方形の畳み込みをしてみます。 import numpy as np import matplotlib.pyplot as p…

初めてのmatplotlib(2次関数のプロット)

pythonのグラフ作成にはmatplotlibというパッケージを利用することができます。 pythonのコードの中でグラフを作れるという点が非常に便利で、データ処理とグラフ作成を同じコード内で行うことができます。 グラフ描写にはgnuplotなんかも使えるのですがgnup…